産業まつりでサメファーストフードコンテスト開催


産業まつりでサメファーストフードコンテスト開催

日本有数の産地市場である「気仙沼魚市場」を舞台に、水産業、林業、飲食業などさまざまな業者さんが出店し、市民や観光客でにぎわう「産業まつり」。震災で大きな被害を受けたため、震災後3年は別の場所で開催されていましたが、今年3年ぶりに魚市場に戻ってきました。

その記念すべき産業まつりに、わが研究会からも「サメ」を使って新たに開発したファーストフードを出品しました。メニューは、サメコロ、サメマヨ、サメロースト、サメつくね、サメから揚げの5品。フジテレビの「めざましどようび」とのタイアップ企画で、研究会で商品開発を重ねてきた市内の水産業者さんのアイデアに、「俺のスパニッシュ」料理長の渡邉康雄さんがアドバイスを加え、スペインの香り漂うおしゃれなメニューができあがりました。なんでも、スペインではサメはよく食べられるらしく、いろいろな調理法があるそう。できあがった5品は、それぞれ300食限定で振る舞われ、人気投票が行われました。その結果、1位に選ばれたのは「サメマヨ」! ゆでたサメの身をほぐしてマヨネーズであえ、ウズラの卵やプチトマトで飾ったおしゃれなカナッペとして提供され、そのコクのある味わいに人気が集まりました。

気仙沼はサメの水揚げ日本一を誇り、フカヒレは有名ですが、「身」の部分はかまぼこの原料にされるなど限られた用途でした使われていませんでした。今回のコンテストは、サメの街の気仙沼市民にとっても、「サメっておいしい!」という再発見があり、今後の広がりが楽しみな内容でした。