ご挨拶
市長挨拶:気仙沼水産資源活用研究会 設立に込めた想い

本市では、東日本大震災からの創造的産業復興を具現化する象徴的な組織として、平成25年11月に気仙沼水産資源活用研究会を設立しました。
震災以前から、人口減・若者の流出などの課題が山積していた本市にとって、震災前に戻すだけの復興では課題は解決できません。海の幸にも山の幸にも恵まれた土地ですが、これまではその資源をそのままの形で提供することが多く、高度な加工技術が育まれにくい環境でした。震災を契機に、これまでの気仙沼にはなかったような新しい産業、若者が帰ってきて働きたくなるような高度で高収益な産業を作りたい――。それが、気仙沼水産資源活用研究会設立に込めた想いです。
設立以降、猪狩会長を中心とした役員・並び会員の皆様の経験と英知、そして熱意を結集して、水産資源の多角的活用に向け、精力的な活動を展開しております。さまざまな商品開発が進められており、本市としても官民一体となって、活動を推進していきたいと思っているところです。
甚大な被害をもたらした震災から4年、復興への槌音は着実に大きくなっておりますが、販路の回復、雇用の創出等、地域が一丸となって取組んでいかなければならない課題は山積しており気仙沼水産資源活用研究会が今後、新たな水産都市気仙沼創生の担い手として、ますます活躍していくことを願っております。
2015年3月吉日
会長挨拶:気仙沼から、もっと。新しい産業を。

株式会社 かねせん 代表取締役
東日本大震災後の平成25年11月、気仙沼市に「気仙沼の水産資源を有効活用した新しい産業」を作り出すことを目的に気仙沼水産資源活用研究会は設立されました。以来これまで、気仙沼市の全面的なバックアップ体制の基、市内外の企業、大学・研究機関、アドバイザー各位のご協力を頂き活動を続け、美容品、機能性食品、ペットフード、調味料等合計で22商品を開発、販売してまいりました。
気仙沼水産資源活用研究会では変化し続ける水産資源に適応した新たな産業を生み出すために、1社だけでは取り組むことが難しい課題に対して、会員企業同士相互の協力や各分野のエキスパートであるアドバイザー、大学、研究機関からのご助言をもとに新たな価値を提供できる商品づくりにチャレンジしてまいりますので、皆様からの応援をよろしくお願い申し上げます。
2024年7月吉日