「もっと、美しく。」


斎藤 まゆみ
(株)KESEMO MARINUS 代表取締役

気仙沼水産資源活用研究会に参加したきっかけは。

気仙沼水産資源活用研究会の発足と、参加者を募る内容の新聞記事を見て応募したと記憶しています。

その頃は東日本大震災の影響で気仙沼に水揚げされる魚の金額がどんどん落ち込んでしまい、船主としての漁業経営が本当に大変な状況にありました。

水産資源活用研究会はその名前の通り、気仙沼にある豊富な水産資源を活用し、付加価値をつけて、実際に気仙沼で新しい商品を作り、発売までしていくという研究会です。そのような流れを構築しないと、気仙沼に人が戻ってきてくれないのではないか、という思いがあったものですから、船主として、気仙沼の生産者としてこの研究会に参加して、何かいいお話しを聞いたり、力になることがあれば、と思って参加しました。

新しい化粧品ブランド KESEMO MARINUS 立ち上げまでの苦労話など。

いま、私が KESEMO MARINUS の代表として活動させていただいておりますけれども、実際はメンバーみんなが代表で、メンバーみんなで作ったブランドが KESEMO MARINUS なんですね。

メンバー全員、各々の仕事の合間、忙しいなか時間を割いて集まって開発を進めていくというのは、きっと全員本当に大変だったと思いますし、東京からわざわざお越しいただいて手伝っていただいたアドバイザーの先生やジャーナリストの方々にもご協力をいただきながら実際の商品を作り上げていく、というのは素人の私たちにとっては本当に大変なことだったな、と思っています。

化粧品というと、今まで気仙沼にそういうものはありませんでした。水産業、というとあんまり綺麗なイメージ、というものでもなかったように思うんですけれど、化粧品から気仙沼の綺麗なイメージを作り出していくことによって、若い人たちや女性の方々にも、今よりもっと「気仙沼に来たいな」と思っていただければありがたいな、と思っています。

苦労の末に開発されたコラーゲンミストとコラーゲンジェルですが、それぞれの商品の特徴を教えて下さい。

KESEMO MARINUS

コラーゲンミスト(左)は少しとろみのある化粧水になっています。化粧水の中には泡が浮いていて、気仙沼の海をイメージできるような、男性にも女性にも使っていただけるような優しい香りに仕上げてあります。

成分については、サメの真皮のコラーゲンを配合しています。一番大事なのは、化粧品の原材料というのは、実際にコラーゲンと言っても色々な種類のコラーゲンがあるんですね。そして、そのコラーゲンがどこから出来てきたものなのか、というのは実際にはなかなかわかりづらいものがあるのですけれども、KESEMO MARINUS の場合はご当地コスメではないですけれど、間違いなくこれは気仙沼の材料、しかもコラーゲンの中でも、みなさんが安心して使っていただけるコラーゲン、そういうところを表に出して作った商品です。ですから、コラーゲンの他の原材料についても、気仙沼由来のもの、例えば昔は大谷海岸に咲いていたハマナス。そのハマナスにはビタミンCが含まれていて、それも有効な美容成分だと伺っていますし、またヒアルロン酸も含んでいまして、保湿効果に優れた化粧品、ということでコラーゲンミストが完成しました。

そしてコラーゲンジェル(右)。これは手にとって頂ければわかるんですけれど、フカコラーゲンを使用しています。みなさんご存知のフカヒレ、このフカヒレをイメージした見た目のプルプル感が面白い、とお客様におっしゃっていただいているんですけど、他にもセラミドという保湿効果をより高めてくれる成分を配合したジェルになっています。

お化粧をするときに、最初に必ず使う化粧水とジェル。KESEMO MARINUS として一番最初につくり上げるのならこれ、ということでコラーゲンミストとコラーゲンジェルを優先して開発させていただきました。

今後の活動予定や開発中の商品はありますか?

お化粧するときに、私もそうなんですけれど、年齢とともにだんだん気になってくるのは保湿、保湿したいなと思うとやっぱりクリームなんですね。(収録は11月)これから冬に向けて保湿効果を高めるのであればクリームですし、あとはお化粧なさる方も、最近は男性も洗顔料に気を配られる方が増えていると聞きます。そうするとそういった洗顔料、それもコラーゲンやハマナス、気仙沼大島の北限の柚子などを配合した商品を作っていきたいな、と思っています。

kesemoブランドで発信したい「もっと◯◯」を教えて下さい。

やっぱり化粧品ですから、「もっと美しく」でしょうか。でも、その美しさの中にも、内面的な、例えば健康的な美しさ、心の明るさ、心の健康だったりとか、もっと前向きになれる、そういうふうな美しさ。そういう部分をもっともっと、表現していきたいと思います。